「下着だけでも着けさせてください」と夫人に頼んでみましたが、「もう少し楽しんでから」と許してもらえません。
エスカレータの手前で少し前の人たちとの間をとった夫人は私の背中を押して私を先に乗せようとします。すぐ前に人がいると私の姿が隠れてしまうからなのです。私は大きく息を吸ってエスカレータに乗り、大胆な肢体を晒しながらバゲッジクレームへと降りて行きます。
回転台にはまだ私たちの荷物は出てきておらず、ロサンゼルスからの乗客が疲れきった表情で今か今かと待っています。カートを一台押しながら私たちも回転台の傍で待つことにします。静子夫人がお手洗いに行ってくるわと言うので、私だけでカートを押して回転台の方へ向かいます。回転台の傍で待っていた一人が私に気付き、隣の方となにやらひそひそ話し始めます。私も見覚えのあるその顔は、私が階段で立ち往生していたときに下から見上げていた方です。私は恥ずかしくてそちらへは行くことができず、回り道をして回転台の反対側へ行こうとしますが、その方とその友人の視線が私を追いかけます。反対側へ行こうとして私は今までカートに隠れていた下半身を晒すことになり、しかもカートを押すために少し前かがみになるので、薄い超ミニが張り付いただけのお尻を突き出すことになってしまいます。回りの人たちも私に気付いたようで、大勢の視線が私に突き刺さります。ひそひそと私を噂する声が聞こえます。「露出症じゃない」という女性の声も聞こえます。私は太腿でペニスを挟みながら、Tバックも穿かずに超ミニだけで僅かに覆ったお尻を露出しながらカートを押すのです。
ブザーが鳴り響いてやっと荷物が出てきました。静子夫人がJALグローバル会員なので私たちの荷物は真っ先に出てきました。静子夫人がまだ戻らないので夫人の特大のスーツケース二つを私一人で持ち上げなければなりません。私は突き刺さる視線を掻き分けて回転台に近づき、やっと一つ目を掴みましたがとても重く、脚を開いて踏ん張らなければなりません。でも脚を開くとペニスが・・・。躊躇していると若い男性がグイとスーツケースを持ち上げてくれました。これもですかと聞くのでハイと答えると、もう一つのスーツケースも持ち上げてカートに載せてくれました。ありがとう、と言うと彼は私の身体を恥ずかしそうにチラッと見て、離れて行きました。私のスーツケースはずっと小さいので一人で大丈夫です。スーツケースを3つとも載せ終わって少しホッとすると私も尿意を催してきました。
ちょうど静子夫人が戻ってきました。
「私もお手洗いに」と言うと、「駄目よ。下着を着ける気でしょ」と許してもらえません。「ちがうんです。本当におしっこが」と言っても、「もう少し我慢しなさい」と私を置いて税関の方へ行ってしまいます。しかたなく私はカートを押して追いかけますが、尿意を気にして骨盤底筋を引き締めた所為か、ペニスの中を熱いものがドクンと流れてしまいました。
「あぁ」と喘いでもう一度引き締めてしまったので、今度はエネマグラが前立腺を突き上げてしまい、「ホゥ」と呻いてしまいました。
「ドリー、早く」と静子夫人が手招きしています。私は平静を装ってカートを押して税関へ向かいます。
静子夫人の大胆な服装に気後れしたような係官は、小さな声でどちらからですかと尋ね、夫人がロサンゼルスですと答えます。こちらを拝見していいですか、と私のスーツケースを指差すので、どうぞと言って私はカートの前に回ってスーツケースをカウンターに載せロックを開けます。当然のことながら私の姿も露わになり、係官が無表情を装いながら私の太腿の付け根に目をやるのがはっきりわかりました。間近で係官の視線を受けた私は一段とペニスを勃起させてしまいましたが、太腿に力を入れる以外にどうしようもなく、鼻でスースーと呼吸をして平静を保ちながら係官の前に露出過多の肢体を晒します。
係官がふたを開けると一番上には私のパンツスーツが入っており、係官はそれを取り上げてスーツケースの横に置きます。その下には何を入れてたかしらと思って見ると、何とそこにはネクサス・ダブルディルド、アナルバイブ、エネマバッグ、オーガズムボール、などが所狭しと並んでいるのです。
「これは・・・」と係官の声が一瞬詰まりました。私は、オーガズムを与えてくれる快楽グッズの数々をいきなり目の前にさらけ出されて太腿と骨盤底筋をギュッと締めつけてしまい、思わず目を瞑って、「アァ」と喘ぎ声を漏らしてしまいました。
どうしてそんなものが?きっと静子夫人です。でも夫人を睨むと、逆に、「まあ、ドリー、こんなものまで持ってきたの?」と驚いたふりをするのです。係官がアナルグッズと私とを交互になんどか眺めた後、ニコリともせずに「ハイどうも」と言って、パンツスーツを戻しスーツケースの蓋を閉めました。私は太腿の内側が濡れたのをはっきりと感じました。
税関チェックが済んでやっと到着ゲートに出てきました。成田の到着ゲートは日本の玄関口にしてはあまりにも狭く、しかもカートを押している人が多いので余計に混雑しています。バゲッジクレームでの人々の視線とは比べものにならない多くの視線が私に突き刺さります。夫人は私を置いて先へ先へと行くので、私はお尻を突き出して必死でカートを押して追いかけなければなりません。前かがみになると短いジャケットはいっそうずり上がって、スーパーローライズの超ミニとの間がウエストからヒップの割れ目まで露わになります。薄い生地の伸縮性の超ミニはお尻にピタリと張り付いていて、きっと肌が透けて見えているでしょう。股下ゼロの超ミニの下からは濡れた内側をかろうじて隠した太腿が付け根から露わになっているのです。
「東京まで電車で行きましょうか?」やっと追いついた私に静子夫人が尋ねます。
「それだけは堪忍してください」泣きそうな顔で私は夫人に哀願します。
「分かったわ。今日はこれで許してあげる。お手洗いにも行ってらっしゃい」
夫人の許可が出て私は急いでお手洗いに行ったのです。