広い座敷と洋間を仕切る鴨居に全裸の私は吊られています。しかもその吊られ方は尋常なものではありません。ペニスを隠すために太腿をピタリと閉じて爪先立ちになっている私の両手が高々とロープで吊られているところまでは普通なのでしょうが、ロープの先は鴨居に固定されているわけではないのです。
鴨居を通ったロープは私の背中へと降りてきて金属棒の端に結わえられているのですが、その金属棒はJ字形をしていて、まるでフック のようにアヌスに挿入されているのです。
少しでも腕を下ろせば、或いは踵を下ろせば、J字のフックがさらに深くアヌスにめり込み、それでも足らなければアヌスを吊り上げる事になるのです。
それどころかもしバランスを崩して転倒するようなことになれば、金属のフックはアヌスを引き裂いてしまうかもしれません。
ピン・ポーンと玄関のチャイムが鳴りました。
「誰かしら。未だ食事の時間じゃないわね」
静子夫人の声がして立ち上がる音がしました。
ドアを開ける音が聞こえ、「まあ、いらっしゃい」と言う静子夫人の声と共に、誰かがお部屋に入ってこられました。
「ドリー、開けるわよ」
静子夫人が言うなり襖が開けられました。
ああ、嫌。
両手を高々と吊られているので乳房は隠しようがありませんが、太腿はしっかりと閉じてペニスだけは決して見られないようにしながら、力を振り絞って爪先立ちを続けます。
ああ、先程お土産コーナーにおられたご婦人です。私のすぐ後ろまで来られた方です。
「未だ我慢しているようね。ちょうど良かったわ。もう時間の問題だからここで見物しましょう」
ああ、見物って、何を見物するつもりなのですか、静子夫人。
「後ろに回って見て御覧なさい。ドリーはアヌスを吊られてるのよ。凄いでしょ」
静子夫人に導かれるようにご婦人はゆっくりと私の後ろに回ると、フーとため息を付かれます。
ああ、もう脚が。爪先立ちが限界に近づき、このままではいまにもバランスを崩しそうです。もしバランスを崩して転倒でもしたら・・・
ご婦人は私の周りを一回りして真正面から眺めておられます。横には静子夫人が、そして私の後ろでは星野夫人がいつでも私の体を支えられるように身構えておられます。
「あっ」
バランスを崩しそうになり、私は脚を揃えた爪先立ちのまま小刻みに前後左右に動いてバランスを取ります。
でもそれも限界です。
「ドリーさん、無理しないで脚を開けばいいのよ」
星野夫人が優しい言葉をかけて下さいます。
でも脚を開けばペニスが。見知らぬご婦人の目の前にペニスを晒すなんて。
ああ、でも、もう、脚が。
「あぁっ」
危うく転倒しそうになり、私は右足を肩幅ほどに開いて何とか凌ぎました。しかし当然の報いとして勃起していないペニスをだらりと晒すことになったのです。
「まあっ」とご婦人が声を上げると同時に、私は「あっ、嫌っ」と叫びます。
しかしもう一度太腿を閉じる力は残っておらず、私はイヤイヤと首を振りながら必死で開脚の爪先立ちを続けるしかありません。
「勃起してないでしょ。アヌスで感じると勃起しないのよ、ドリーは」
静子夫人がご婦人に説明しています。
「もう限界が近いわね。間もなくアヌス吊りが見られるわ」
星野夫人が後ろで囁くように言いながら私のウエストを軽く両手で支えて下さいます。これでバランスを崩して転倒する危険はありません。
でも、ああ、嫌です、アヌス吊りなんて。
「ああ、助けて下さい、星野夫人、静子夫人。アヌスを吊られるなんて嫌です」
呻くように哀願しますが、もちろん聞き入れられるはずはありません。
「嫌なら、ずっと爪先立ちを続ければいいのよ、ドリー」
「ああ」
ドリーさんがS夫人とH夫人に抱かれるようにお土産コーナーから去ってしばらく、私はボォーとそこに突っ立っていました。友達二人が、早く部屋へ行きましょうと声を掛けてくれてやっと我に帰った私は、自分のあそこがぐっしょり濡れているのに気付きました。
部屋に入って荷物を置いて浴衣に着替えても、ドリーさんのことが気になって仕方ありません。S夫人が部屋番号まで教えて下さったのです。 夕食まで少し時間があるので先にお風呂に入ろうと二人の友達が誘いますが、私は電話するところがあるから先に行ってて、と言って一人になります。そして思い切ってS夫人達の部屋へ向かったのです。
ドアの横のボタンを押すと部屋の中でチャイムが鳴ります。ドキドキしながら待っているとドアを開けて顔を覗かせたのはS夫人です。
「まあ、いらっしゃい」
美貌を一層輝かせながらS夫人は私を招き入れて下さいました。
本格的な床の間を備えた広いお座敷の真ん中には大きな机が置かれ、H夫人がお茶を飲んでおられます。
「こちらにお座りになる?それとも早速ドリーをご覧になりたいのかしら?」
S夫人はそう言うと閉ざされた襖の方に視線を投げられました。襖はほんの少しだけ隙間が空いてい て、向こう側で人の動く気配がします。隙間に沿って目を上のほうへ移すと、鴨居からはロープが下がっていて襖の上部でこのロープを挟んでい るのです。ロープはそのまま襖の向こう側へ消えて見えなくなっています。
ドリーさんは向こう側におられるのでしょうか?
その時、喘ぎ声が聞こえたような気がしました。そして心なしかロープも震えているようです。まさかドリーさんはあのロープで吊られているの?
じっとロープを見つめていると、S夫人が「やっぱりご覧になりたいのね」と言って襖の引き手に華奢な指を掛けられました。
「ドリー、開けるわよ」
襖がスーッと開かれるとそこには全裸の女体が両腕を高々と吊られていました。顔は両腕に挟まれるように天井を向いていて見えませんが、上背のある引き締まった体はドリーさんに間違いありません。
ドリーさんは呻き声を上げながら少しでも裸身を隠そうともがいておられますが、爪先立ちで両腕を高々と吊られていては見事な乳房を隠すすべはありません。
そして次の瞬間には私の視線はドリーさんのあれを探して下腹部に向いていたのです。
引き締まっていますが柔らかそうな腹部、その中央で泣いているようなお臍、そしてその下には産毛すら生えていない完全に脱毛された恥丘があるだけ。ドリーさんは豊満な太腿を必死で閉じ合わせ、何とか恥を晒すことだけは免れたのです。太腿に挟まれた恥丘は光沢さえ浮かべながらフルフルと震えています。あの奥にドリーさんのあれは隠されているのです。
まあ、何て美しい裸身なのでしょう。
無毛の恥丘からさらに目を下に移すと、良く発達してしかも引き締まった太腿も心なしか震えています。そして小さな膝小僧が二つ顔をくっつけるように仲良く並び、さらにすらりと伸びた脛は見事に引き締まった足首へと続くのです。
ドリーさんが両腕の間から顔を捻じ曲げて一瞬私を見ました。そしてまた直に顔を上げると喘ぎ声を漏らしたのです。
私は息が荒くなるのを止めることができませんでした。
「未だ我慢しているようね。ちょうど良かったわ。もう時間の問題だからここで見物しましょう」
S夫人が私の肩を抱きながら仰いました。
我慢って?時間の問題って何でしょう?見物って、今から何が起こるのでしょう?
「後ろに回って見て御覧なさい。ドリーはアヌスを吊られてるのよ」
S夫人に抱きかかえられるようにドリーさんの後ろに回ります。何ということでしょう。ドリーさんは単に鴨居から吊られているのではなかったのです。 ドリーさんの両手を高々と吊ったロープは鴨居を通ってドリーさんの背中へと降りてきて、先程アヌスに挿入された金属棒に括りつけられているのです。
ロープの長さは必死で爪先立ちをしてやっと両手の先から鴨居を通ってアヌスに刺さった金属棒に届くだけしかありません。爪先立ちを止めれば、いえ、両腕を下ろすだけでも金属棒がアヌスを吊り上げてしまうでしょう。つまりドリーさんは自分で自分のアヌスを吊り上げることになるのです。
「凄いでしょ?」とS夫人が囁きます。
ドリーさんに課せられた責めの壮絶さをやっと理解した私は大きくフゥーと息を吐きました。そしてS夫人に抱かれたまま私はさらにドリーさんの体の周りを回って、真正面に戻ってきました。
爪先立ちのドリーさんの両脚が震えています。鴨居から吊られているのなら両腕に体重を預けることもできるのですが、この責めは自分で爪先立ちを保ち、両腕を精一杯高く掲げる事を強いられるのです。
「あっ」とドリーさんが叫びました。
バランスを崩しそうになったのです。いつの間にかH夫人がドリーさんの後ろで体を支えようと真剣な面持ちで身構えておられます。
そうなのです。私はこの責めのもう一つの恐ろしさにやっと気付いたのです。もしドリーさんがバランスを崩して転倒でもしたら、両腕を縛っているロープにはドリーさんの全体重 が掛かるでしょう。そして鴨居を通ったロープの反対側はドリーさんのアヌスにフックのように挿入されている金属棒に結ばれているのです。全体重を掛けて金属棒が引き上げられれば 、ドリーさんのアヌスは裂けてしまうに違いありません。
何て恐ろしい責めなのでしょう。H夫人が真剣にドリーさんを見つめているのがやっと理解できました。
ドリーさんはバランスを保とうと爪先立ちのまま前後左右に小さく動きます。でも先程から、いえ、私が来るずっと前から爪先立ちをしているのです。きっともう限界が近いはず。
「ドリーさん、無理しないで脚を開けばいいのよ」
H夫人が後ろから声をかけられます。そうです、脚を少し開けば少しはバランスを取りやすくなるはずです。
あっ。でもそんなことをしたら必死で隠しているものが露わになってしまうでしょう。見知らぬ私が真正面で見つめているのに、ドリーさんは一体どんな気持ちで耐えているのでしょう。 私がここに居ることでドリーさんに辛い思いをさせてしまっているのです。
ドリーさんの震えが大きくなってきました。もう太腿まで痙攣しそうです。
そしてとうとうグラリと体が揺れると同時に小さな叫び声を上げたドリーさんは、大きく脚を開いたのです。 そして今まで必死で隠していたものが股間に姿を現わしたのです
待ちに待ったそのものを見てしまった私は、ドリーさんの悲痛な叫びをあざ笑うかのように、「まぁっ」と声を上げてしまい、少し心が痛みました。
それは意外なほど小さくてまるで子供のもののように皮を被っているではありませんか。
必死で太腿を閉ざそうとドリーさんはもがきますが、もはやそんな力は残っていないようで、ただ力なく首を振りながら大きく脚を開いたままで爪先立ちを続けるのです。股間から力なく垂れ下がったそ れもフルフルと震えているようです。
H夫人がそろそろ限界が近いと仰います。そしてアヌス吊が見られると。
ドリーさんが呻くように助けを請いますが、S夫人もH夫人も耳を貸す様子はありません。
アヌス吊り。
その恐ろしいけど官能的な響きは私の骨盤に響き、ドリーさんには申し訳ないですが、ぜひその瞬間を目撃したいと望んだのでした。
「嫌なら、ずっと爪先立ちを続ければいいのよ、ドリー」
S夫人が冷たく言い放ち、ドリーさんは絶望の喘ぎを漏らします。
ふくらはぎが痙攣を始めます。
「ああ、無理です。もう。脚が」
とうとう膝がガクガクしだし、ついには太腿が、そしてお尻までもが痙攣しはじめます。
「もう。駄目。ああ、嫌、イヤ、イヤァアアアア」
必死で高く上げていた踵がついに床に落ち、精一杯の背伸びをあざ笑うかのようにロープ・マスターはググッとアヌスへ食込み、金属ボールが前立腺を抉りながら直腸奥へと進み、それでも足らずにJ字フックがアヌスを吊り上げます。
アヌスが縦に細長く引き伸ばされます。
「ヒィィィィ」
堪らずに私は再び爪先立ちの姿勢を取ります。幸いアヌスは裂けず元に戻り、ロープ・マスターも少し戻って前立腺が開放されます。しかしそれが続くのもほんの数秒です。
既に疲労困憊の両脚は、あっと言う間にブルブルと痙攣を始め、間も無く踵が落ちて再びロープ・マスターはアヌス深くに食込み、金属ボールが前立腺を押し潰すと共に再びアヌスが吊り上げら れるのです。
「ォオオオオ」
気力を振り絞って踵を上げると、アヌスは元の愛らしい形に戻り、金属ボールが少し押し出されて前立腺も一息付きます。でも直に太腿が痙攣を始め、あっという間に力尽きて踵が落ちるのです。
「ァアアアア」
一体何度繰り返したことでしょう。4回、5回目位までは覚えていましたが、その後はもう私は泣きながら必死で踵を上げ、力尽きて前立腺を抉られて喘ぎ、そしてアヌスを吊られて泣きながら再び気力を振り絞って踵を上げるということを延々と繰り返さなければならなかったのです。
そして次第に吊られるアヌスですら快感を覚えるようになってきたのです。
もちろん完全に踵を下ろしきってしまうとアヌスが裂けそうなのですが、その一瞬手前で前立腺が抉られると同時にアヌスが縦に細長く拡張されながら吊り上げられる時には、はっきりとアヌスが快感の叫びを上げるようになってきたのです。
「ォオオオ」
「ゥウウウ」
踵が落ちる度に私は歓喜の声を上げ、徐々に徐々に快感の頂きへと昇って行きます。柔らかいままのペニスは私が体を上下させる度に揺れて愛液を滴らせます。
絶望の喘ぎを漏らしたドリーさんはそれでもしばらくは爪先立ちを保っておられましたが、ついに力尽きたのでしょう、膝をガクガクと揺らし、さらには太腿までも震わせ、「イヤァー」と叫びながらとうとうペタリと足裏を床に着けてしまわれました。
そして一瞬の静寂の後、今度は「ヒィー」という呻き声を上げながら再び爪先立ちの姿勢を取られたのです。きっとアヌスが裂けそうに吊り上げられたのです。
でもほんの数秒でドリーさんは再び力尽き、またも踵が床に着きましたが、一瞬の後には呻きながらもう一度爪先立ちに戻られたのです。
力尽きて踵が落ちると同時に金属棒がアヌスを吊り上げ、耐えられずに呻きながら力を振り絞ってまた踵を上げても、直ぐに力尽きてまたアヌスを吊られるのです。呆然と見つめる私の目の前で、この悪魔でしか思いつかないような責めが繰り返し続けられたのです。
ところが壮絶なアヌス吊りを何度も受けるうちに、ドリーさんの喘ぎが少しずつ官能の色を帯びてくるではありませんか。
そしてその事を裏付けるように、股間から垂れ下がったものからは透明な粘液が糸を引き、体が揺れるたびに粘液の糸が揺れて太腿に絡みつくのです。
「ほらね、全然勃起しないでしょ」
静子夫人が解説するようにご婦人に話しています。
「触っても良いのよ」
ああ、ペニスを触らせるなんて。
「ああ、嫌です」
私は依然として踵を上げ下げしながら涙でよく見えない目でご婦人を見つめます。ご婦人が静子夫人を見つめながら、本当にいいのかと聞いています。
「良いのよ。ドリーもきっと喜ぶわ」
「ああ、嫌、イヤ」
静子夫人は躊躇するご婦人の手をとって誘導し、とうとう柔らかい手がペニスに触れました。
「ぁあああ」
「軽く握ってあげて」
「ああ、駄目です」
見知らぬ方の手に包まれて、ペニスが勃起し始めます。
そしてそれが引き金となったのでしょう、私は急激にドライオーガズムに昇り詰めたのです。
「クゥゥゥゥゥゥ」
精一杯の爪先立ちのまま骨盤底筋を、そして下半身の全ての筋肉を思いっきり締め付けます。全身の震えが何秒も続きます。
そして震えが収まって力がむと踵が落ち、今度は金属ボールが前立腺を抉り、ロープ・マスターがアヌスを引き裂きます。
「ォオオオオ」
咆哮と共に両腕にも力が入ってロープを引いてしまい、尚一層ロープ・マスターが前立腺を押しつぶし、アヌスを吊り上げます。
「キィィィィィ」
呻きながら爪先立ちに戻り、再び骨盤底筋を思いっきり締め付けて全身を痙攣させながらオーガズムに達します。しかしそれもつかの間、痙攣が収まり力尽きて踵が落ちると再び金属ボールで前立腺が潰され、ロープ・マスターがアヌスを引き裂くのです。
体力の続く限り終わる事のないドライオーガズム地獄です。汗びっしょりの私はもう泣き声も出ず、涙も枯れ、辛うじて「オゥ、オゥ」と獣のような声を漏らしながら体を震わせ踵を上げようともがいていますが、もうどこにも私の体を持ち上げる力は残っていません。ロープ・マスターはそんな私をあざ笑うようにアヌスを高々と吊り上げ、私はただ呻いて耐えることしかできないのです。さらに高く上げていた両腕も力尽きて 落ち、その重みで一層アヌスを吊り上げる事になってしまっているのです。
「そろそろ限界ね」
星野夫人の声が後ろでしたと思うと、吊られていた両腕が落ちてきて、私はそのまま床に崩れ落ちてしまいました。
「ほらね、全然勃起しないでしょ?触っても良いのよ」とS夫人が仰い、私は驚いてS夫人を見つめます。
「本当に?」
「もちろんよ。ドリーもきっと喜ぶわ」
ドリーさんは嫌々と呻いていますが、S夫人は私の手をとるとドリーさんのそれに向かって伸ばします。数秒毎にドリーさんは爪先立ちになったり、また力尽きて踵を落としたりを繰り返しているので、ドリーさんのそれも私の指先で上がったり下がったりしています。
もう一度S夫人の目を見ると、良いのよと頷かれるので、私は思い切ってドリーさんのそれに触れたのです。
ドリーさんが喘ぎます。 「軽く握ってあげて」とS夫人が仰って、私は親指と人差し指、それに中指も添えてその可愛いらしいものを摘まみました。
「ああ、駄目です」とドリーさんの声がはっきり聞こえました。 そして声と共にそれはむくむくと固さを増し始めたのです。
まあ、私の手で感じて下さるのね。私は思わず他の指も総動員して勃起しきったドリーさんのそれを握り締め、それどころか包皮まで剥いてあげたのです。
S夫人の方を見ると、それで良いのよというように頷いておられます。
ドリーさんの呻き声が大きくなってきました。
「そろそろイキそうよ。でも射精はしないから安心して」
S夫人が囁くと間もなく、ドリーさんは「クゥゥゥゥゥゥ」と大きく呻きながら精一杯の爪先立ちのまま全身をブルブルブルと痙攣させたのです。 突然の出来事で私はドリーさんのそれを掴んだまま呆然とドリーさんを見上げていました。
痙攣は数秒間は続いたでしょうか、やっと収まるとドリーさんの体は力尽きたように下がりましたが、今度は凄まじい咆哮が上がるのです。ああ、アヌスを吊られているのです。 そして再び、「キィィィィ」という呻き声と共にドリーさんは爪先立ちに戻り、またもや全身を痙攣させるのです。 「これがドライオーガズムよ」とS夫人が囁きます。
爪先立ちでの呻きながらの痙攣、そして踵を落とした途端に起こる凄まじい咆哮。ドリーさんは泣きながら何度も何度もこれを繰り返さなければならないのです。その間私は一言も発せず、ドリーさんとS夫人を交互に見つめながら、ドリーさんのそれを握り続けていたのです。
一体どれ位の時間が経ったのでしょう。ドリーさんはもう泣き声も出せないようで、ただ「オゥオゥ」と呻きながらそれでも何とかアヌス吊りを逃れて爪先立ちをしようともがいておられますが、踵は1センチも持ち上がらず、ただ時折裸身をブルブルと震わせておられるのです。
もう許してあげて。私はドリーさんのそれから手を離すとS夫人を見つめます。
S夫人は頷くとドリーさんの後ろ側にいるH夫人を覗き込みます。 「そろそろ限界ね」 H夫人は呟くと、ドリーさんの背中で金属棒に括り付けられたロープに手をかけます。ドリーさんは最後の力を振り絞って耐えながら、裸身を震わせ続けています。 ああ、はやく解いてあげて。 シュッとロープが鴨居を滑る音がして、ドリーさんの裸身が崩れ落ちました。 ああ、よく耐えたわね、ドリーさん。 裸身を丸め目を瞑って横たわるドリーさんを見つめる私の目から涙が一筋、二筋こぼれます。
しかしふと我に帰ると、来ては行けないところに来てしまったような恐怖に突然襲われて、私は何も言わずにS夫人達の部屋を後にしたのです。 去り際に恐る恐る振り返って見たドリーさんは、顔を捻って
こちらを見つめておられましたが、その表情はまるで出産を終えた母のように神々しいものでした。
「愛してるわ、ドリー」
床に横たわる私に静子夫人が唇を重ねて来られ、私は夢中で夫人の舌を吸います。
「ドリーさん、私にもキッスをして」
静子夫人が離れると今度は星野夫人も唇を重ねて来られました。ああ、甘いキッスです。
「抜いてあげるわね。長い間辛かったでしょう」
星野夫人がロープ・マスターに手を掛けます。
「あぁ」と喘ぎながら金属棒がアヌスから引きずり出されます。
しかし大きな金属ボールはそう簡単には抜けません。
「自分でアヌスを開いて。ドリーさん」
「ええ」と言って私は大きく息み、それに合わせて星野夫人がロープ・マスターを力一杯引張ると、やっと金属ボールがアヌスをこじ開けながら出てきました。
「ぁああああ」
そして最後に一際大きく、「ぁああ、おー」と私を喘がせて金属ボールは私の体から離れたのです。
静子夫人が抱くように私を起こして下さり、星野夫人が微笑みながら手首のロープを解いて下さいました。
「ドリー、シャワーを浴びてくる?それにお化粧も直さないとね」
その通りです。私は全身汗びっしょりですし、涙も枯れるほど泣き叫んだ顔はとても見られるものではないでしょう。
私は立ち上がると部屋に備わったシャワーを使うことにします。
ピン・ポーンと玄関のチャイムが鳴り、「お食事をお持ちしました」という声が聞こえました。いつの間にかご婦人の姿は消えていました。