仮面で顔を隠しているという気の緩みがあったのでしょうか、静子夫人と陳夫人にじっと見つめられて理性を失ってしまった私は、気が付いた時には舞台に引きずり出され、両足を肩幅に開き、両手を頭の後ろで組んで客席の方を向いていました。そしてあっと言う間にホルターネックの紐が解かれると、 シルクのイブニングドレスがスルスルと肌を滑り落ち、私はスポットライトに乳房を照らし出されたのです。思わず体を強張らせてしまいましたが、頭の後ろで組んだ両手を必死で握り締め て陳夫人に命じられたポーズは崩しませんでした。 チェロが朗々と鳴り響く客席は暗くて何も見えませんが、視線が乳房に突き刺さるのを感じ、乳首がみるみるうちに勃起します。
「アアァ」
思わず喘ぎ声を漏らしてしまったものの、私は取り乱すこともなく、不思議なくらい落ち着いて裸身を晒す快感を味わっているのです。 きっと、この仮面の所為です。 大勢の観客の前でドレスを脱がされ、乳房にスポットライトを当てられるなんて、素顔を晒したままではとてもできないでしょう。大きな耳、鼻、そして長い髭まで付いている銀色の猫の仮面 、最初は嫌だったのですが、この仮面で顔の上半分を隠しているからこそ、こんな恥ずかしいこともできるのです。
あっ、もしかして静子夫人と陳夫人は最初からそのつもりで私に猫の仮面を?きっとそうに違いありません。そっちがその気なら、私も思いっきりこのショーを楽しませてもらいましょう。
チェロの音が止むと陳夫人が前に回って来られます。
「素晴らしい体ね、ドリーさん。乳房もウエストの括れも。それに何てセクシーな太腿でしょう」
しかし、陳夫人に指摘されると、如何に仮面を付けていてもみるみるうちに顔が火照り体が熱くなってきます。心臓がドキドキし、ハーハーと荒い息を吐くと、高ぶって膨らんだ乳房が揺れて一層視線を集めてしま いそうです。そして水色のTバックの中に潜んでいたペニスまでが固くなってくるのです。
ああ。
私は思わず左膝を少し曲げて太腿を閉じてしまいました。
「ドリーさん。脚を閉じなさいって誰が言いました?」
「アァ、御免なさい。恥ずかしくて」
「仮面を付けているのにそれ位で恥ずかしがっていては、先が思いやられるわね。じゃあ、こういうのはどうかしら?」
陳夫人が合図を送ると、客席が明るくなってきました。仮面を付けた皆さんの顔がこちらを向いていて、仮面越しに視線が合ってしまいます。
「ああ、そんな」
両手で乳房を覆いたいのを必死で耐えていると露出の快感に裸身が震えます。顔を上げているのに耐えられず思わず下を向いてしまいましたが、陳夫人に顎を掴まれて再び正面を、そして右、次に左を向かされます。
「しっかりと見なさい。これだけの方々にご覧いただくのよ」
「あぁ、ハイ」
そう答えたものの、とても客席を見ることはできず、必死で瞑る目尻からは早くも涙が滲みます。 いくら仮面を付けていても、目と目が合ってしまえば、仮面をつけてないのと同じです。
「じゃあ手錠を掛けるわよ」
陳夫人が後ろに回られ、頭の後ろで組んだ両手首に冷たいものが触れると最後通告のようにガチャリという音が響きました。
「ァアア」
もうこれで乳房を隠すこともできなくなりました。
「台に載りなさい」
ああ、次はあのおぞましい黒い台に乗せられるのです。
手錠を引張られて後ずさりすると、ふくらはぎが台に当ります。
「そのまま座って」
銀色のハイヒールをきちんと揃え、膝も太腿もしっかりと閉じて座ると、冷たいレザーがお尻に触れ、Tバックしか穿いていないことを思い知らされます。しかも、そのTバックも間もなく 脱がされてしまうのです。
「後ろに倒れて」
手錠を引かれて裸の上半身を仰向けに台の上に横たえ、背中でもレザーの感触を味わいます。手錠はさらに引張られ、両腕が真っ直ぐに頭上に伸びて、台の端の金具に手錠が固定されました。 天井は真っ暗で、ところどころに照明器材がぶら下がっています。客席を見ないでいるとすこし気持ちが落ち着いてきます。
でも、次は脚を開かれるのです。
足元にそびえている 金属ポールを見上げているうちに、ショーが始まる前に静子夫人に尋ねたことを思い出しました。『あの金属のポールは誰かを固定するためのものかしら?』 『そうかもしれないわね。テーブルに仰向けにされて、両脚を拡げられてあの2本の柱に括り付けられたら大変だわ』。そして私は可哀想な生贄の事を想像し 、骨盤底筋を締め付けてしまったのでした。でも、まさか自分が生贄となって金属ポールに固定されようとは。
陳夫人が私の足の方へ回られ、両手でハイヒールに載せた両足首をまとめて掴まれます。いよいよ脚を開かれるのです。
「脚をあげて」
陳夫人に命じられて両脚を揃えたまま高々とあげると、太腿の裏側からお尻の半分位までが客席を向きます。
「本当に見事な脚線美だわ」
しばらくそのまま両脚の裏側を客席に見せた後、陳夫人は右手で右足首だけを掴んで金属ポールの内側上部に取り付けられた足枷に届くまで右側に倒されますが、私は 脚が開いてしまわないように、左脚を右脚にピタリと寄り添わせ ます。
「未だ脚は開きたくないのね」
ここで右足首をポールに固定されるのだわと覚悟をしましたが、陳夫人はポールをぐるりと回って私の右側に移動されると、左手に持ち替えてポールの手前側に足首を持ってこられるのです。ちょうど右足のアキレス腱がポールにあたります。
そして陳夫人は自分の体重を掛けるようにして、さらに右脚を外側へ倒されるので、私は左脚が右脚から離れないように、左のお尻が浮くほどに下半身を右側に捻りました。もう右膝の裏がポールにあたる程で、ハイヒールを履いた両足は金属ポールのはるか外側に 斜め上を向いて突き出しています。
ああ、こんなに脚を倒したら。 もちろん未だ両脚は閉じたままですが、倒された角度から私は次に左脚を同じように左側に倒された時のことを想像してしまい、さらにペニスを勃起させてしまうのでした。 しかしまだ終わりでは無かったのです。
「膝を少し曲げてくださる?」
陳夫人はそう仰ると斜め上を向いて突き出している右足首を掴んだまま再び右側のポールをぐるりと回って2本の金属ポールの間に戻られ、右脚をポールに巻きつけるように右足首を内側へと引張られるので、私はさらに体を捻って右膝をしっかりとポールに掛けるしかありません。一方、左膝はポールには届きませんから依然としてピンと伸ばしたままです。
「次は少し痛いけど我慢してね」
陳夫人は金属ポールの内側上部に取り付けられている足枷を少し下にずらすと、今度は私の右足首を足枷の方へ向けて引き上げられるのです。
「イッ」
右膝を無理な角度で捻じられ私は悲鳴を上げますが、陳夫人は構わずにさらに右足首を引き上げられます。
ああ、そんな。無理です!
「もっと体を捻るのよ」
「ああっ」
上半身まで殆ど横向きになって太腿の裏でポールを押さえ、外に突き出した膝を折り曲げて向こう脛の内側で再びポールを抱くようにして、やっと右足首は足枷に届きました。そしてこれだけ体を捻れば左膝も楽々とポールに届くので、折り曲げて右脚に寄り添わせます。
「良く出来たわね」
陳夫人はそう仰ると、足枷を開いて足首を通し、カチャリと言う金属音を立てて再び足枷を閉じられました。
猫の仮面と水色のTバック、そして銀色のハイヒール以外は何も身に付けていない私は、 黒い台の上に横たわりスポットライトにその裸身を煌々と照らされています。両腕は頭上に引き伸ばされ金属手錠で台に固定されてい るので、腋はもちろん、乳房も背中もウエストも露わです。そして右脚は台の角に取り付けられた金属ポールに絡めるように捻られて高々と固定されて いるのです。自由な左脚は少しでも局部を隠す為に右脚に添わせていますが、 その為に足首から、ふくらはぎ、膝、そして見事に発達した太腿からTバックの紐を食い込ませたお尻までを、却って扇情的なポーズで観客の目に晒すことになり、横向きになっている為に一層豊かに見える 汗ばんだ乳房は、捻られた右脚の痛みで私が裸身をくねらせるたびにブルブルと揺れ、スポットライトの光をキラキラと輝かせるのです。
ああ、こんな格好で台に固定されるなんて。
如何に仮面を付けているとは言え、このまま左脚を同じように左の金属ポールに固定されれば、凄まじいばかりの大開脚のポーズを取らざるを得ません。 そしてその後にはTバックを脱がされ、ペニスを、そしてアヌスを露わにされるのです。 先ほどレイチェルのヴァギナが、そしてアヌスがあんなにはっきりと見えたのはこのようにして脚を開かれ、そしてポールに固定されていたからなのでしょう。
ああ、私ももうすぐあんな風に脚を開かれるのね。そしてTバックを脱がされるのね。ああ、いくら仮面で顔を隠していても、そんな恥ずかしい格好にはとても耐えられません。でも両手に手錠を掛けられ、両脚をポールに固定されてしまえば、私にはどうすることもできないのです。
止めるなら今よ、ドリー。今ならお願いすれば、少しはがっかりされるでしょうけど、陳夫人も静子夫人もきっと許して下さるわ。
やっと目を覚ました私の理性が落ち着いた声で囁きます。
そうね、今なら引き返せるわ。乳房を見せただけでも十分ですもの。
ところが、今度は私の骨盤の奥に住んでいる快楽の魔物が優しい声で誘惑するのです。
でも、ドリー、本当にそれでいいの?本当は思いっきり脚を開かされて、アヌスに蛇を入れられてオーガズムに達するところを大勢の方に見て欲しかったのじゃないの?
ああ、そうです。
いえ、そんな。
私はまたも混乱してきました。でも次第に魔物の声が大きくなり、理性の囁きは小さくなって遂には聞こえなくなってしまったのです。
ああ、そうです。そうなのです。私は今まで想像すらしたことのない、凄まじいオーガズムを体験したいのです。そして、その為には気も狂うような恥ずかしいポーズを取り、考えるのも恐ろしい蛇を体に入れてもらわなければならないのです。陳夫人、早く。早く左脚も固定して下さい。私の気持ちが変わらないうちに。
恐怖の所為か、興奮の所為か裸身がブルブルと震え、私は気持ちを落ち着ける為に目を瞑って陳夫人の手が左足を掴むのを待つのです。ペニスはいつのまにか力を失いTバックのなかでおとなしく佇んでいます。
「ではいよいよ脚を開きます。皆さんしっかりとご覧になって下さい」
チェロが再び歌い始めるとスポットライトが一段と明るくなります。右脚に添わせるように右の金属ポールに絡めた左足首を陳夫人に掴まれた私は下半身に力を入れて抵抗しますが、 陳夫人が台の右側から私の頭の方へと移動され、力を入れてグイと引張られるとあっという間に左脚は右脚から離れ てしまい、陳夫人が台をぐるりと回って左側に来られるにつれて、私の左脚は大きく旋回しながら左側の金属ポールの方へと傾けられたのです。
「あぁ」
そして 殆ど水平になるほどに左脚を開いてポールに巻きつかせ、今度は内側に巻き込むように引き上げると、陳夫人はポールの内側上部に取り付けられたもう一つの足枷に私の左足首を固定されたのです。
「痛いっ」
ああ、こんなに太腿を開かないといけないのですか?
そして無理に捻られた膝や股関節の痛みが次第に和らいでくると、お尻が、そしてその奥に秘めているアヌスまでが大きく開いているのを感じます。膝から下を無理やりに内側に曲げたポーズの所為でしょうか。Tバックを穿いているとはいえ、こんなにもお尻を開いていてはアヌスが縦紐を咥えこんでいるところが露わになっていることでしょう。
そして凄まじいばかりの開脚ポーズを晒しているのを実感するにつれ再びペニスが勃起してきたのです。
ああ、駄目駄目。こんなところで勃起させたら私がTGだということがバレちゃう。
どうせ間もなくTバックも脱がされるというのに、意識が混乱している私は取り乱してしまうのです。そして客席のあちこちから囁きが聞こえて来ます。
ああ、きっともう股間の膨らみを見破られたのです。
陳夫人が両脚の間へ来られると、手を伸ばしてTバックの上から膨らみを撫でられます。
「アァァァ」
「もうお分かりですね。ドリーさんは、プリオペのトランスジェンダーなのです。ということはドリーさんがあの子達のお相手をするのはここだけ」
陳夫人の指がTバックの縦紐を辿るように会陰部を滑り、縦紐を咥え込んでいるアヌスの周りを撫でられます。
「ァアア」
「ではいよいよドリーさんの仮面を外します」
えっ、何ですって!
「それは、それは約束が違います。仮面は外さないで!」
私は思わず大きな声で叫んでしまいました。
「冗談よ、ドリーさん。心配しないで。仮面は外さないわ。でも大声を出すからあなたの声は聞かれてしまったわよ」
ああ、そんな。後悔しても手遅れです。あんな大声で叫んでしまっては、もし私を知ってる方がおられたらすぐに分かってしまうでしょう。そして客席のあちこちがざわめき始めたのです。
ああ、もしかして。
「仮面は外しませんが、お顔がよく見える様に起こしましょうね」
そう言いながら陳夫人が台の横のボタンを操作すると、グイーンと音を立てながら台が起き上がり、私は両脚の間から客席を見渡せる体勢を取らされたのです。すぐ目の前では静子夫人が微笑んでおられます。右側には白人男性とブロンド美人のカップルが、そして左側にはアジア系のカップルが、体を乗り出すように真剣な面持ちで私の方を見つめておられます。さらに後ろの方のソファーの何人かは、良く見ようと立ち上がっておられるではありませんか。
私はまともに客席を見ることができず、顔を捻って横を向いてしまいますが、「横顔は隠れてないわよ」と陳夫人に言われて慌てて前を向いたのでした。
「それではいよいよ、Tバックも取っていただいて、一糸まとわぬ全裸になっていただきましょう」
陳夫人が右手に持ったハサミをカシャカシャと開閉させながら私の両脚の間に近づいて来られます。
「さあ、どこから切ろうかしら?」