「ィ、ィ、ィイヤァアア」
薄暗い部屋の中ほどに置かれた黒い台の上に私は全裸で拘束されています。金属手錠を掛けられた両手首は頭上に引き伸ばされて台に固定され、限界まで拡げられた両脚は二本の金属ポールに絡め て高々と吊り上げられるように両足首を足枷に固定されて います。
頭を少し起こして吊り上げられた両脚を見ると、二匹の蛇がそれぞれふくらはぎから膝を越え、さらさらの不気味な感触を私に与えながら太腿に巻きつき始めているのです。
「ィ、ィ、ィイヤァァァァァアアアーーー」
ショーの準備と称して衆人環視の元、私の体に 施された秘儀の数々。グリセリンジェルによるアナル・マッサージ、緑色の寒天エネマ、そして延々と直腸最奥に注入された馬の精液。限界を超えた羞恥にもだえながら何度も何度 もドライオーガズムに達した私は全身を熱く火照らせ、乳房の谷間から腹部にかけては汗が流れるほどです。そしてそんな裸身を、強烈なスポットライトに煌々と照らし出 されながら、太腿に巻きついてくる蛇の恐怖に私は上半身をくねらせるのです。
私が唯一身にまとっているのは顔の上半分を隠す猫の仮面だけ。そして 台を取り囲んだ人々の好奇の視線を一斉に浴びる私は、どなたとも視線を合わせないようにと、顔を左右にゆっくりと振り続けなければなりません。
そして大きく拡げられた太腿の向こう側には、数組のカップルが床に腰を降ろし、隠すすべもなく晒されたアヌスと、間もなくアヌスに潜り込もうと太腿を這い進む蛇を注視していることでしょう。そしてその後ろでは静子夫人と陳夫人がソファーに腰を下ろして今から私の体に起こることを心待ちにされているはずです。
スポットライトに照らし出されているアヌスは先程から延々と注入され、そして吐き出した馬の精液で未だ濡れています。そしてアヌスの内側、直腸の奥深くには二つの卵が挿入された上に、 蛇を誘う謎の液体が注入されているのです。
「ィ、ィ、ィイヤァアア」
もう私は恐ろしくて顔を上げて見ることはできませんが、二匹の蛇が左右の太腿の中程にぐるりと巻きつき、ゆっくりと太腿の付根に向かって降りてくるのが感触で分かるのです。
本当にするの、ドリー?
静子夫人に見ていただこうと覚悟を決めた筈なのに、この気味の悪い感触が局部にまで迫ってくると、私の決心は脆くも崩れ去ってしまいます。
「ああ、御免なさい。ドリーはできません」
顔を上げて必死にお二人の姿を探そうとしても、両手を頭上で金属手錠に拘束されていては、上体を起こすことはできず、ソファーに腰を掛けられているお二人の姿を見ることはできません。
「ああ、静子夫人、陳夫人、もうこれ以上は許して下さい」
姿の見えないお二人に向かって私は哀願の叫びを上げますが、返事はありません。そうする内にも右の太腿に巻き付いている蛇はもう今にも会陰部に到達しそうですし、左側の蛇はお尻の方へ回っています。
それでも両脚を限界まで拡げられて拘束されている私にできることは上半身をくねらせることだけなのです。
「ァア、イヤァアアア。陳夫人、ぁあ、許して下さい」
ついに右の太腿に絡み付いていた蛇の頭が太腿の内側から会陰部にまで達し、会陰部に沿ってアヌスの方へ進んでいきます。左の太腿に絡み付いていた蛇はお尻の割れ目に沿って、こちらもやはりアヌスに向かっています。
「ドリー」
「ああ、静子夫人」
「もう手遅れよ。でもあなたならできるわ」
「ああ、そんな。無理です、私には無理です」
「ドリーさん」
「ああ、陳夫人。もう許して」
「しっかりアヌスを開いて。二匹同時に入りたがってるわ。思いっきり開くのよ。そうすれば大丈夫だから」
二匹の蛇はアヌスを目指してゆっくりと進んできます。
「ああ、嫌、嫌」
私はアヌスを開くことなどとても恐ろしくてできず、必死で窄めてしまいます。
「ヒィィィィィイイイイイーーー」
とうとう一匹がアヌスを突きました。そしてもう一匹も。
「アヌスを開くのよ、ドリーさん」
「ヒィィィ、イヤァァ、イヤァァァアアアア」
二匹の蛇は交互にアヌスを突いて何とか頭を捻じ込もうとしますが、私は必死にアヌスを窄めることしかできません。
しかしとうとう静子夫人の厳しい声が飛びました。
「ドリー、アヌスを開きなさい!」
そして静子夫人の声に勇気を授けられた私は、「ァアア、ハイィ」と喘ぎ、そして大きく息みながら二匹の蛇に交互に突かれているアヌスを開いていきます。
「ムゥゥゥウウウ」
そして少しアヌスが綻びを見せたとたんに、二匹の蛇がこじ開けるように頭を挿入してきたのです。
「ァアア、イヤァァァアアアーーー」
「そう、そのまま開き続けて!」
陳夫人の声が上ずります。
一旦頭を捻じ込むと二匹の蛇はするするとアヌスの奥へと侵入を始めます。
「ヒィ、ヒィ、イヤァァアアアアアーーー」
アナルプレイの経験は数え切れないほどある私ですが、生きた蛇が、それも二匹同時にアヌスを抉じ開けて入って来る不気味な感触は想像を絶するものです。
「ィイイヤアアアーー」
「締め付けては駄目よ、ドリー」
姿は見えませんが静子夫人の声が響きます。
「ハァ、ァイ、ィイ、ィイヤァァァアアーー」
不気味な感触と戦いながら 必死でアヌスを開いていると、二匹の蛇は互いに縺れ合うようにくねくねとアヌスに入って来ます。これが愛する人の指なら 、例え二本、三本と挿入され拡張されても、愛されていることをひしひしと感じてアヌス快感に全身が震えることでしょう。しかし二匹の蛇に私への愛がある筈はありません。二匹の蛇は単に直腸奥に置かれた卵を求めて胴体をくねらせながらアヌスの奥へと潜り込 もうとしているだけなのです。そしてそんな冷血動物を受け入れるために私は必死にアヌスを開き、愛の無いアナルプレイを続けなければならないのです。
「イヤァァアアアアアーーー」
ところが、不意に骨盤の奥に熱いものがこみ上げ、私は上半身を仰け反らせながら喘いでしまったのです。
「ァアアア」
思わずアヌスを少し締めようとして蛇の胴体の感触をはっきりと感じてしまい、慌てて緩めましたが、骨盤の奥がドクンと脈打ちペニスの中を熱いものが流れたのです。
「ァアアア」
「ドリーさん、感じてるの?」
ああ、カレンの声です。思わず声のほうに 上気した顔を向けると、カレンと目が合ってしまい、恥ずかしくて私は再びまっすぐに真っ暗な天井を見詰めますが、カレンの言う通り骨盤の奥から快感が沸き起こって来たのです。
ああ、蛇にアヌスを犯されて感じるなんて。
先程のレイチェルの壮絶なオーガズムが目に浮かび、レイチェルの叫び声が耳の奥で響きます。
ああ、レイチェルもそうだったのね。
一旦感じてしまうと、うろこを纏った冷たい体の冷血動物であろうと、愛することを知らない爬虫類であろうと、私のアヌスは、そして直腸はその刺激を快感としてしまうのです。
「ァォォオオオ」
二つの蛇の頭が回転しながら直腸奥の屈曲部を刺激し、前立腺が、そして精嚢が叫びを上げます。
ああ、そこに卵があるでしょ!
気の所為か蛇の動きが止まったようです。
そうよ、その卵を飲み込むのよ!
私はアヌスをしっかりと開きながら蛇が卵を飲み込むのをじっと待ちます。
直腸奥がゆっくりと押さえつけられます。きっと卵を飲み込もうとしているのです。
「ォォォオオオオ」
骨盤の奥が蕩けそうに熱くなってきて、思わずアヌスを締め付けたくなりますが、必死に我慢します。
「クゥゥゥゥゥゥ、ァァアアア」
早く飲み込んで!
「感じてるのね、ドリーさん」
今度はアジア美人が囁きます。
真っ直ぐ天井を見詰めていても、周りから覗き込む仮面がいくつも視界に入ってきて、私はイヤイヤと顔を振るのですが、そうすると次々と仮面と視線が合ってしまい、私はとうとう目を瞑ってしま います。そして目を瞑ると直腸奥で繰り広げられている行為をより一層感じてしまうのです。
薄暗いトンネルの中に巨大な卵が二つ置かれています。トンネルの壁は凸凹でしっとりと濡れており、まるで生きているようにうごめいています。向こうから大蛇が二匹卵を狙って近づいてきます。一匹が大きく口を開けて自分の頭よりはるかに大きな卵に襲い掛かります。そして、何ともう一匹も同じ卵に反対側から襲い掛かります。
ああ、もう一つあるのに、どうして分からないの?
二匹の蛇は互いに相手のことが見えないかのように巨大な卵を両端から飲み込もうとしています。そしてついに二匹は相手に気付いたのか、卵を咥えたまま猛然と暴れ始めたのです。
「ォォォォオオオーーー」
突然襲ってきた快感に私は思わず目を見開いて咆哮を上げてしまいました。骨盤奥に火花が飛び散ります。
アヌスを締めては駄目よ、ドリー。
私は必死にアヌスを開き続けますが、その努力をあざ笑うかのように二匹の蛇の胴体が回転してアヌスを内側から抉るように擦るのです。そして直腸奥では精嚢が、そして前立腺の奥の方がゆっくりと押さえつけられるのです。
ああ、駄目、駄目。このままではイッテしまいます。アヌスを締め付けずに絶頂を極めなくては。
しかし突然快感の高みに押し上げられた私にはとてもそんな余裕は無く、ドライオーガズムに達する私は思いっきりアヌスを締め付けてしまったのです。
「イヤァァァァォォォォオオオオオオーーー」
蛇の動きが止まりました。そして指ではない生き物を締め付けている感覚が、新たな快感を呼び起こします。
「クゥゥゥオオオオオオーーー」
ああ、アヌスを開かなくては。
そして必死の思いでアヌスを開くと、それがまた新たな快感を引き起こし、今度はアヌスをしっかりと開いたままでオーガズムに達したのです。
「ォォォオオオオオオ」
そして私がオーガズムの絶頂を極めている間にも、二匹の蛇は直腸のもっと奥へと潜り込んでいくのです。
ああ、卵を飲み込めなかったのね。
快感に震えるアヌスを二匹の胴体が擦りながら侵入してきます。そして私はそんな二匹の胴体を決して締め付けることなく、絶頂を極め続けたのです。