心地良い芳香に包まれてまどろんでいた僕は、朝日に顔を照らされて目を覚ましました。腕の中には裸の女性が僕に背を向け 両腕で胸を抱くように身体を丸めて眠っているようです。
ああ、ローラ。
昨夜というか明け方のことが頭を駆け巡ります。どうしてあんなことをしてしまったんだろう。あんなに嫌がってたのに。『そんなグロテスクな物にキッスなんか』と必死に拒絶していたローラの声が耳の奥で 再び泣いています。
僕はそっとローラの肩を抱きしめ、首筋に軽く唇を当てて、心の中でもう一度謝りました。
「マイク、目を覚ましたの?」
向こうを向いたままローラが微かに僕を呼びました。
「ああ、御免ね、ローラ。少し眠ってしまったみたいだ。ローラは?」
「私は眠れなかったわ。でもマイクにずっと抱かれていてとても幸せだった」
「ああ、ローラ。さっきは本当に御免ね」
「もういいのよ、マイク。でもそのままで聞いて」
「うん、何でも聞くよ」
僕はもう一度ローラの肩をギューっと抱きしめ、その身体から立ち昇る香りを思いっきり吸い込みました。
「私ね、思春期の少し前くらいから自分のペニスが大嫌いだったの。どうして私にはこんなグロテスクなものが付いているのだろうって。そして夢精をしてしまった時は死にそうなくらい恥ずかしくて、もちろん母には黙って自分で洗濯したわ。そのうちにオナニーを覚えたのだけど、自分の大嫌いなペニスを弄って気持ちが良くなるという矛盾に耐えられなかった。まして射精してしまったりすると、もう嫌悪感で二度とオナニーなんかするものかと誓うんだけど、でもまたしばらくしたら我慢できずにしてしまうの。もうその時は、駄目よ、ローラ、こんなことをしちゃ駄目、と自分を責めるんだけども、気持ち良さには勝てずに、泣きながらオナニーしてしまうの。でも次第にオナニーしなくても平気になったわ。とにかく性的なことには興味を持たないように、他の事を必死でしたの。勉強も凄くしたわ。女の子の友達は結構沢山いたけど、二人っきりになるのは怖かった。だからガールフレンドなんかとても出来なかったわ」
「ああ、ローラ」と言って僕はもう一度ローラの肩をギュッと抱きしめました。
「そしてプリンストン大学へ入ると、そこには私みたいな学生を助けてくれる組織があったの。LGBTセンターって言って、レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーの略なんだけど、プリンストンの組織はアメリカでも6番目に古いのよ。そこで私は 性同一性障害なのかなって分かって、他にも私みたいな人が沢山いる事を知って安心したの」
「それでホルモン療法を?」
「そう。2年生を終わって1年間休学してね。そして3年生になる時には名前も変えてローラになったの。3年生から転校してくる学生って結構多いので、そういう中に紛れると楽なの。こういうこともセンターの人が教えてくれたのよ」
「そうだったんだ」
僕はこんなところもアメリカの大学って進んでるなと感心しながら聞いていました。
「そう。でもね、私ってアヌスも駄目なの」
ローラの口からアヌスという言葉が発せられ僕はドキッとしました。
「TGってプリオペの間はアヌスでセックスするでしょう。だけど私は駄目なの。指で触っても快感どころじゃないの。ペニスも嫌いだし、アヌスも嫌い。だからボーイフレンドも怖くて作れないの」
僕は自分がアヌスで感じることを告白しようか迷いました。でも言えずにただ黙ってローラを抱きしめたのです。
「だからね、マイク」
そう言うとローラは僕の腕の中でクルリと向きを変えるとこちらを向き、僕の目をじっと見つめます。
「だから」
「さっきは無理して御免ね」
「違うの。無理にしてくれたから出来たの。そして分かったの。マイクにされた時は嫌な気持ちには全然ならなかったの。幸せで、幸せで、でもあまりのショックで泣いてしまったの。ペニスで感じたのなんて何年ぶりかしら。まして射精なんて前にしたのがいつか覚えてないわ」
「ああ、ローラ」
「でも凄く恥ずかしかったのよ」
「ああ、御免ね、ローラ、愛してるよ」
「私もよ、マイク」
そしてローラが唇を寄せてきて、僕はローラを抱きしめながらキッスをしたのです。
「ああ、私の精液の味がするわ」
「そうだよ、ローラの精液はとっても甘い味がしたよ」
「ああ、マイク」
「ローラ」
その時初めて僕はローラの精液を飲んだことをはっきりと意識したのです。さっきは無我夢中だったのですが、他人の精液どころか自分のだって口にしたことは無いし、ましてや味なんか知らなかったのに、ローラの精液のなんて美味しかったことでしょう。
そしてローラの話に勇気付けられた僕は告白したのです。
「ローラ」
「マイク」
「実はね」
「なぁに?」
「実は僕はアヌスが感じるんだ」
ローラが驚いたように僕を見つめます。
「本当だよ。だからローラもきっと感じると思う。優しくしてあげるから、僕に愛させて。ローラのアヌスを」
「ああ、マイク。あなたって」
ローラは僕に抱きつくと「マイク。あなたが愛してくれるのだったらきっと大丈夫よ」と言って、うつ伏せになって少し太腿を開き、「愛して、マイク。私のアヌスを」と喘ぐように囁いたのです。
「ローラ。ジェルかローションはある?」
「ええ、私のドレッサーの上にボディローションが」
僕はゆっくりとベッドから降りてボディローションのボトルを手に取ると再びベッドに戻りました。 そしてボトルをベッドに転がすと、ローラの両脚をもう少し開いてその間に正座したのです。
朝日に照らされてローラの見事な肢体が僕の目の前に横たわっています。引き締まった小さな膝と対照的によく発達した太腿、そしてその上に盛り上がるお尻の素晴らしい眺め。その深い切れ込みの奥にはひっそりとアヌスが佇んでいるのです。
僕は大きく息を吸い込むと両手をゆっくりと太腿の裏側にあてました。
「ァアア」とローラが喘ぎます。
親指を太腿の内側に沿わせながら僕は両手を上下に動かしてローラの太腿を撫で擦ります。下は可愛いらしい膝まで。そして上は見事に盛り上がったお尻まで、ゆっくりと僕は両手でローラの太腿を愛撫します。一番上まで手を伸ばした時には親指が会陰部を悪戯しそうになりますが、そこは何とか堪えて我慢します。
「フゥ、フゥウウ」
ローラの吐く息が次第に熱を帯びてきます。そしてとうとうローラが小さな声で囁きました。
「ア、アヌスを」
僕は両手の動きを止めると左手をお尻に伸ばして親指と人差し指でゆっくりとお尻の割れ目を開きます。
「ァアアア」
ピンクのアヌスが震えながら喘いでいます。
僕はゆっくりと右手を近づけると中指をピンと伸ばして震えるアヌスにほんのわずか触れました。
「ォォォオオオ」
喘ぎ声と同時に尻たぼがキュッとすぼまって中指を挟み込みます。太腿も閉じようとしますが間に僕が正座しているのでそれ以上には閉じることができません。
「もう一度開くよ」
「ァア」
お尻の力が抜けると僕は左手の二本の指でもう一度割れ目を開きます。そしてピンクのアヌスが顔を出すと、ゆっくりと右手の中指でアヌスの襞を愛撫するのです。
「ァア、ィイ、ゥウ」
今度はローラもそのままの姿勢で耐えています。
「入れてもいい?」
「ァア、怖いわ」
「じゃあ、一番細い小指から」
「ァア、それなら」
一旦両手をローラから離すと僕はローションのキャップを開けて、小指の先に少しローションを取ります。そしておもむろに左手でもう一度お尻の割れ目を開きます。
「ァアア」
「可愛いアヌスがよく見えるよ」
「ァア、イヤァ」
僕はゆっくりと小指を近づけ、そしてアヌスの真ん中にローションを乗せた小指の腹を押し付けたのです。
「ホォォォオオオ」
「優しくしてあげるから力を抜いて」
「ァアア」
僕は小指をピンと伸ばしてローラのアヌスにゆっくりとローションを塗りこめていきます。決して無理をしてはいけません。今日は中まで入れなくてもいいのです。ローラがアヌスで少しでも感じてくれたらそれでいいのです。
「ハァアアア、ハァアアア」
ローラの太腿がさらに開き、もうお尻の割れ目を開く必要のなくなった左手でローラの腰からお尻を撫でながら、小指での愛撫を続けていると、固く閉ざされていたローラのアヌスが次第に柔らかく膨らみはじめます。
「ァアアア、ァアアアア」
「ゆっくり入れるよ」
「怖いわ。優しくね」
「大丈夫だよ、安心して、ローラ」
そして僕は小指をゆっくりと、本当に1ミリずつ挿入していったのです。
熱い吐息を吐きながらローラが必死でアヌスの力を緩めているのが小指を通して感じられます。でも時折我慢できずに「ァアッ」と喘ぎながらキュッと窄めてしまい、また慌てて緩めるローラがとても愛しく、僕はその度に「ローラ、愛してるよ」と言ってお尻にキッスをするのでした。
小指の先がとうとう窮屈なトンネルを通り抜けて直腸の空間にでました。そして僕はそのまま小指を進めて一気に根元まで挿入したのです。
「ァアアア」
「全部飲み込んだよ、ローラ」
思わずアヌスに力を入れて小指を食い締めてしまいローラが喘ぎます。
「ァア」
ローラのアヌスに小指を抱かれ、余りの感激に僕は身体を震わせます。
「そ、そう。もう締め付けてもいいんだよ」
「ァア、イヤァアア」
そしてもう一度僕の小指をきつく締め付けると、ローラは全身をブルブルッと震わせ、でも次の瞬間には腰を捻って僕から逃れると身体を丸めて横たわったのです。
「も、もう、これ以上は」
「痛かった?」
「痛くはなかったわ。でも今日はここまでにして」
「そうだね。楽しみは先に延ばそう」
「そう。その代わり、マイクのペニスを愛させて」
言い終わった時には既にローラは僕の下半身に覆いかぶさるようにブリーフをずらし、固く勃起したペニスの先に唇を触れんばかりです。
「ああ、ローラ」
ローラは少し躊躇している様子で僕の目とペニスを交互に見つめていましたが、「ああ、マイク」と喘ぐとぎこちなく唇を開いて僕のペニスの亀頭部を口に含んだのです。
「ォオオ」と僕は天井を仰いで喘ぎます。ローラにフェラチオされるなんて、僕は世界一の幸せ者です。
緊張の所為でしょう、ペニスを咥えている唇はフルフルと震え、その内側で舌がぎこちなく動いて亀頭部を舐めまわします。そして「ムフ、ムフゥ」と鼻で呼吸をしながらローラは少しずつペニスを深く飲み込んでいくのです。
時折大きく瞼を開いて僕を見上げる青い目の何て妖艶なことでしょう。ペニスの付根付近が早くもジーンと痺れてきました。
「ああ、ローラ。僕はもうイキそう」
僕はローラの頭を抱きながら叫びます。
ローラはイッテいいのよと目で頷くと、僕の腰に両手を回して一気にペニスの付根まで唇を進め、亀頭部が喉の奥に当たると、一瞬「ングゥ」と呻きましたが唇の力は緩めることなく、それどころか青い目で僕を見つめながらピストン運動を始めたのです。
既にペニスの付根を痺れさせていた僕は、こんな目で見つめられながらピストン運動をされては一たまりもありません。一往復で「ああ、イクヨ」と喘ぎ、二往復目の途中でとうとう「ァアアア、ローラァァアアア」と叫びながらドクドクドクと射精を始めてしまったのです。
ローラは亀頭部を咥えたままでじっと僕を見つめ、どうすればいいのという顔をしています。
『飲み込まなくていいよ、ローラ』と心の中で叫びながらも、射精は何度も何度も続き、ローラの唇の端から白い精液が零れます。そしてローラは僕をじっと見詰めながらゴクンと喉を鳴らして僕の精液を飲み込んだのです。
「ああ、ローラ」
僕はローラの頭を掴んでペニスから無理やり引き離します。ペニスの先から精液が糸を引いています。そしてローラの唇からも僕の精液が白い糸となって垂れ下がっています。
「ローラ!」
僕は夢中でローラの唇に僕の唇を重ね、そして僕の精液を吸ったのです。それは少し塩辛い味がしました。